顔面多汗症が起こる原因は?

顔面多汗症は、「続発性多汗症」と「原発性多汗症」に分類されます。
【続発性多汗症】は、病気が潜んでいる証拠でもあり、「原発性多汗症」は、病気が潜んでいると考えにくい状況のことを言います。
「続発性多汗症」の主な原因は、
1.結核やがんなどの病気
2.パセドウ病などの基礎代謝があがる病気
3.薬の副作用によるもの
4.神経系のダメージによるもの
といった原因があります。
このように、自律神経の異常により、汗腺の働きが活発化したことによって顔面多汗症が引き起こされてしまいます。
ただし、現在の医学では、直接的な原因が究明されていないとも言われています。

顔面多汗症の症状はどう現れる!?

顔面多汗症の症状は、一体どう現れるのでしょうか。
夏のような暑い日や、いつも以上に激しい運動をしたり、極度に緊張したり、また食事において辛すぎる食べ物を食べた時など、顔から自然と汗が噴き出ることがあります。それら全てが多汗症とは言えませんが、常に顔から汗が噴き出していたり、リラックスしている時でさえ、顔じゅうから汗が吹き出てきたりは異常だと判断されます。
緊張による汗で日常生活を普通に送ることができないほどの汗が出ているといった状況は多汗症と言える為、早急に医療機関の受診が必要です。

顔面多汗症の治療法は?

顔面多汗症の治療には、「薬物療法」と「交感神経を切除する手術」とがあります。
薬物療法は、「ボツリヌス注射」や「神経遮断薬」の2つなら効果があると言われています。

 

ボツリヌス注射は、交感神経から放出される「アセチルコリン」が汗腺を刺激することで汗が出ます。ボツリヌス注射を打つことで、アセチルコリンの分泌を抑えて汗をかくことを最小限に抑えることができます。注射1回につき、半年の効果ですが、注射の痛みはかなり強いです。また、保険適用外となる為、医療費が高額になってしまいます。
神経遮断薬は、アセチルコリンの放出を遮断し、汗を減らすための飲み薬です。顔汗に効果のある薬として認可されていますが、汗腺だけではなく、アセチルコリンを伝達物質とする神経の通る全ての器官に作用してしまう為、目のかすみや喉の渇きなどの副作用が出る可能性があります。

 

交感神経を切除する手術は、短時間の内視鏡手術行なわれ、その効果はほぼ確実です。
これにより、顔やワキなどの汗も減少します。
しかし、副作用として、手術を受けたほぼ全ての人に、「代償性発汗」が起こると言われています。
これは、顔以外の身体の部位から出る汗が増えてしまうというものです。
個人差はあるものの、手術を受けたことを後悔するほど他の部位からの汗がひどくなる場合があります。
一度手術をしてしまうと、交感神経は元に戻らない為、手術の際は医師とよく相談することが大切です。

 

薬物療法で改善がみられなかった場合のみ手術に移行するといった形で考えられた方が良いかもしれません。

 

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