顔汗が出るメカニズム

汗を分泌するのは、エクリン腺です。これは、身体に300万個も備わっていると言われます。
このエクリン腺は、身体の中で半分の150万個が活動することで、体温が上昇すると汗となって分泌されるのです。

 

でも、運動不足によって、汗をかくことが少なく、体温上昇が起こらない生活をしていると、逆に冷え症に悩まされたり、身体の部分によっては、エクリン腺が正常な働きをしないことがあります。
それでは本来の健康な身体を維持しているとは言えません。

 

また、汗にはサラサラした汗と、ベトベトした汗があり、年齢や体格、体質によっても異なります。
通常、正常な健康体の方であれば、体温が上昇すると汗腺から汗を出します。

 

この汗は、血しょうという液体として体外へ出され、この中には、身体に必要なミネラルも多く含まれています。
汗を体外に排出し続けてしまうと、ミネラルが不足してしまうので、人間の身体は自然の働きにより、身体に必要なミネラルは血液に戻され、残る水分と塩分が汗として身体の外に出ていきます。

 

このような働きを「再吸収」と言います。再吸収が正常に行われる健康体の方であれば、身体から出る汗は、ベタつきのないサラサラとした汗となっています。
サラサラとした汗は空気中に蒸発しやすい為、身体の体温を適度な温度に保ってくれます。

 

逆に、不摂生を繰り返していたり、不健康な方の汗は、再吸収がうまく行われない為、テカテカとしてベタついた蒸発しにくい汗として身体から出てくるのです。

顔汗がベトベトしているのはなぜ?

顔汗がベトベトしている原因としては、普段から運動不足の人、汗腺の機能が正常に働かないあるいは衰えているような人、極度に緊張しやすい人などが挙げられます。
運動不足の人は、身体の体温が上昇することが少ない分、汗腺が頻繁に働かず、休眠した状態になります。

 

また、活発に活動して運動している人と比べると、そのような人は再吸収が上手くいかない事が多く、それが原因で汗がベタついた状態となってしまうのです。それだけではなく、他の理由によって汗腺の機能が衰退していて上手く機能していない人も、同様の汗をかきます。

 

極度に緊張しやすい人は、精神性発汗となっている場合がほとんどで、これは体温上昇が原因ではなく、何らかの極度の緊張により交感神経に働きかけることで、いわゆる「変な汗」として汗をかいてしまいます。

顔汗が病気のサインになることも!

日本では1年を通じて四季があります。暑かったり寒かったり、時に辛い食べ物を食べたり、緊張している時など、顔にたくさん汗をかくという状態になることは多々あります。

 

でも、異常なまでの汗をかくようであれば、何らかの病気の可能性が高くなります。
その場合、自己判断することは大変危険です。

 

できるだけ早く医療機関を受診して、正しい治療法で治療することが必要な場合があります。

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